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ハンドブックSN29500を用いた故障率計算パッケージ


● 本記事では、ハンドブックSN29500に基づいてFIT/MTTF/MTTBを算出する

    故障率計算パッケージをご紹介いたします。

 

SN29500は、電子および電気機械部品の信頼性予測に関するSiemens AG規格です。

ISO26262 PART5が要求するハードウェアアーキテクチャメトリックスを用いた定量評価の実施でSN29500がよく使われます。

 

SN29500の制約としてミッションプロファイルに対応していません。

しかし、ISO26262 PART11にはミッションプロファイルをSN29500に適用する方法が

記載されています。

また、上記の方法に基づいた計算方法がJASPARからガイドラインとして出ています。

文書名:「ハードウェア故障率ガイドラインVer.1.0」

 

弊社は上記ガイドラインの編集メンバーの一員として、ガイドラインに記述されたミッションプロ
ファイルに基づく故障率の計算が簡単に実施できるパッケージを
ISO26262 2nd Edition対応の
支援ツールとして提供しております。

● 故障率計算パッケージ構成

 ・ Reliability Workbench Predictionモジュール SN29500 

 ・ AssistFRデータ入力支援ツール SN29500

 ・ SN29500ハンドブック

 

■ Reliability Workbench Predictionモジュール SN29500 

Reliability Workbenchは開発元Isograph社の主力製品であり、信頼性工学に基づいた信頼性・安全性を評価・分析するためのソフトウェアです。

 

Predictionモジュールは信頼性ハンドブックに基づく故障率推定を行うための機能を備えています。本モジュールの計算機能は、SN29500の計算式を内蔵されています。開発元のIsograph社はSiemens社の技術協力を得られ、SN29500規格の計算式を内蔵する開発及び試験を実施しております。

 

最新のSN29500は2016年版ですが、こちらに更新があった場合には、Isograph社によりSN29500モジュールの更新対応の開発・試験が実施されることになります。保守サポートにて更新版をお受け取りいただけます。 

 

以下のように、適用するハンドブックに記載された各種パラメタに対する選択または入力が可能です。

■ AssistFRデータ入力支援ツール SN29500

AssistFR(SN29500版)は、Reliability Workbench Predictionのデータ入力支援アドオンツールです。

 

例えば、PredictionモジュールでIC(digital)の故障率を求めたい場合、以下のように多くの情報が必要です。

この入力をより簡便にする為に、AssistFRは専用のExcelスプレッドシートに情報入力できるようにしています。Excel入力とすることで、コピー&ペースト等を活用して便利にデータ入力できます。AssistFRにデータを入力した後、変換してPredictionモジュールにインプットします。

 

Excelファイルなので、共有することで入力を複数人で分担したり、入力後はデータベースとして繰り返し活用できる点が評価されています。

■ SN29500ハンドブック

SN29500については弊社が取次をしておりますので、Predictionモジュール・データ入力支援アドオンツールとセットでパッケージとして提供しております。


◆ Predictionモジュール(SN29500)無償評価版をご案内できます。
    ご興味がありましたら、下記よりお申し込みください。
 

 

 

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● お問合せ先

株式会社ウェーブフロント 

営業部 

メール:sales@wavefront.co.jp

TEL:045-682-7070