Particle-PLUSでは、イオンビームのシミュレーションが可能です。 磁場によるイオン分析、イオン加速、ビームとして放出したイオンの3つの過程を計算することが可能です。
Particle-PLUSのパッケージでは、プラズマモジュール、中性ガスモジュール、磁場モジュールから構成されており、磁場の影響を考慮したイオンの挙動やイオンビーによる中性ガスの反応などを調べることが可能です。
項目・・・
Fig.1『イオン分析装置』
図は一様な磁場中を運動するイオンを計算することで、イオン分析装置内をシミュレーションした結果です。コンター図は各イオンの密度分布を示しています。
ここでは、炭素イオンを取り出すことを想定しております。 炭素よりも軽いベリウムは磁場により大きく曲がり、炭素よりも重いマグネシウムは炭素よりも小さく曲がります。
Fig.2『イオン加速器』
図は電圧を掛けたリングを通過するごとにイオンが加速するシミュレーション結果を示しています。 コンター図はイオンのエネルギーを示しています。 概ねイオンは電位差の大きさ加速するために、-50eVのリンクを通過したイオンのエネルギーは50keVに達します。
Fig.3『イオンビーム』
図は上記で計算した結果より、得られるイオンビームを示しています。 図中のイオンビームは計算結果を示しておりませんが、上記の計算結果のイオンビームを用いて、イオンと物質の相互作用などを計算することが可能です。
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